スポンサーリンク
善児とは
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、伊東祐親(浅野和之さん)に仕える下人「善児」に関して調べてみました。
善児(ぜんじ)を演じられる俳優さんは梶原善さんです。
梶原善(かじはら-ぜん)さん、2012年の大河「平清盛」にて平宗清 役を演じられてからの大河ドラマ出演3度目となりますが、ラヂオの時間、みんなのいえ、THE 有頂天ホテル、ザ・マジックアワー、ステキな金縛り、清須会議では豊臣秀長(小一郎) 役、グッドモーニングショー、記憶にございません!と、三谷幸喜作品では常連中の常連俳優さんです。
下記はTwitterにある情報を公式な方法にて共有表示させて頂いたものです。
/#善児 役・ #梶原善 さん
のコメント
\#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/OfvGysXiUp— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) April 28, 2021
上記の通り、梶原善さんは「善児が何を思い、何を考えているのか今のところ分かりませんが、主から受けた命令は必ず遂行するのだと思います」とコメントなさっておられます。
さて、本題の「善児」と言う人物に関してですが、善児と言う名前からは史実に存在しないため、創作上の人物とも言えます。
そのため、調べようにも史料もなにも無いのですが、設定などからおおよそのことは推測できます。
善児は、伊東祐親の伊東家に仕える「下人」と言う設定になっています。
そのため、武士と言う事ではなく、伊東氏館において、普段の生活における、雑用係と言ったところの役どころです。
ただし、下人と言えども、合戦の際には、場合によっては、命を受けて、戦場での雑役として同行したり、伝言の使者として赴いたりすることもあります。
そのあたり、石橋山の戦いなど、どのような立ち回りになるかは、脚本家の三谷幸喜さん次第ですので事前には不明です。
なお、伊東祐親の娘は、八重(新垣結衣さん)であり、次男・伊東祐清(いとう-すけきよ)は竹財輝之助さんです。
善児は、主にこの3名との絡みになるものと推測致しますが、源頼朝(大泉洋さん)が八重と仲良くなりますので、善児の苦労や、翻弄される姿が今から目に浮かびます。(予想と違い冷酷でした)
善児を演じられる梶原善さんは、梶原さんだけに鎌倉武将でも有名な梶原景時などの梶原氏なのかな?とお察し致します。
そのため、梶原景時 役ではなかったのはちょっと残念に感じますが、善児と源頼朝との掛け合いも楽しみなところです。
<注釈> 鎌倉殿の13人での梶原景時は中村獅童さんが演じられる。
個人的にですが、善児は「金窪行親」になるのかな?とも感じております。
追記
その後、少しずつドラマでの設定が判明して参りましたので、追記して参ります。
2021年12月25日追記
善児は八重が産んだ子・千鶴丸をどうやら殺害するよう、主人・伊東祐親より命を受けるようです。
石橋山の戦いあと、史実では、北条義時の兄・北条宗時が北条荘へ逃げる際の途中に襲撃されて殺害されています。
その殺害を実行したのも、ドラマでは善児と言う事になりそうです。
となると、実際に、伊東祐親の郎党に加わっていて、北条宗時を殺害した小平井久重(小平井紀六久重)が善児と言う事になるかも知れません。
その後、源頼朝が鎌倉に入ると、善児は八重を殺害するようにも命じられますが、三浦義村に阻まれて逃走するようです。
そして、逃げていた善児は梶原景時に雇われるようになる模様です。
2022年7月25日追記
梶原景時が鎌倉を追放される際に、置き土産として善児が北条義時に渡されました。
いよいよ、金窪行親のような気が?
吾妻鏡では、比企能員の変で金窪行親の名が登場し、翌年には伊豆・修禅寺で源頼家を暗殺した実行犯が、金窪行親とされます。
トウ(孤児)
第7次出演者発表の第2弾(2022年6月9日)に、善児に育てられた孤児(女性)として「トウ」と言う役を俳優(女優)の山本千尋さんが演じられると発表されました。
この「トウ」と言う女性に関しても、まったく不明です。
三谷幸喜さんの脚本の場合、まったく架空の人物も出すことがあります。
少年期は子役の佐藤遙灯さん、大人の鶴丸は俳優の「きづき」さんが演じられる「鶴丸」も同様でして、史実上の人物に繋がるのか?不明といったところです。
<追記> 修禅寺で源範頼が殺害された現場にいた女の子がトウで、子役として高橋愛莉さんが演じられていたのが6月19日に放送されました。
なお、暗殺刺客「トウ」の名前に関してはは、脚本家の三谷幸喜さんによると「一幡を暗殺した藤馬という人がいて、そこからという説もあるんですけど」としたうえで「僕の中では演じられた山本千尋さんがわりと小柄な方で、そのイメージもあって、ピリッと辛いスパイスみたいな感じ。トウバンジャンのトウです」との発言がございます。
→八重姫(伊東祐親の3女)の解説~源頼朝の子をなすも悲運の女性
→伊東祐親の解説~八重姫の父で源頼朝の命を狙った伊東氏
→【江間次郎】の解説「鎌倉殿の13人」八重姫の嫁ぎ先である江間小次郎(江間四郎)は原小次郎(京の小次郎・源信俊)なのか?
→音無神社を1分でわかりやすく解説~伊豆にある八重姫・源頼朝のデートスポット
→女塚の解説「八重姫の侍女が自刃した伊豆の峠路」
→伊東【稚児ヶ淵】がある場所はココ~八重姫の子・千鶴丸(千鶴御前)最後の地
→5分でわかる源頼朝の解説~鎌倉幕府ができるまでの経緯もわかりやすく
→5分でわかりやすい【源頼朝】の解説「鎌倉幕府・征夷大将軍・鎌倉殿」旧相模川橋脚も (鎌倉殿の13人)
→1分で要点が理解できる北条義時の解説【鎌倉殿の13人】鎌倉幕府第2代執権
→伊東祐清をわかりやすく3分で解説~八重の兄で源頼朝を逃がすも(鎌倉殿の13人)
→北条義時の解説~鎌倉幕府の第2代執権の生涯
→北条宗時の解説~石橋山の戦いで逃亡中に討死した経緯
→金窪行親の解説【鎌倉殿の13人】北条義時の側近として活躍した御内人
→鶴丸はどのような人物なのか?【鎌倉殿の13人】金剛の親友
→伊東館(伊東氏館)の解説~物見塚公園と伊東祐親の騎馬像