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鶴丸とは
鶴丸(つるまる)は、幼い頃、飢饉で両親を亡くし八田知家に保護された孤児。
鎌倉で北条義時と八重が預かり、他の子供らと一緒に育った。
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では少年期は子役の佐藤遙灯さん、大人の鶴丸は俳優の「きづき」さんが演じられる。
鶴丸は、川で溺れそうになるところを、八重(新垣結衣さん)に助けられる。
しかし、八重は力尽き、そのまま川に沈んでしまった。
<注釈> 八重姫が産んだ源頼朝の子は「千鶴丸」であり、鶴丸と名も似ていて、川で水死させられたと言う状況も似ている場面と言える。
鶴丸は、母として慕っていた八重が亡くなると心を閉ざしたが、八重の子・金剛(北条泰時)が寄り添う。
そして、2人は親友になり(すでに親友だったのかは不明)、心を開いて行くようだ。
最初の執筆時点で、鶴丸に関してわかっていることはこの程度しかない。
ちなみに「鶴丸」と言う幼名だが「おんな城主直虎」では、高橋一生さん演じる小野政次の幼名が鶴丸であった。
ドラマ展開としては、八重姫の死後、落ち込んでいる北条義時と仁田忠常が子供たちの面倒を見はじめるが、北条政子が子供たちの引き取り先を探すと言う話にもなっていくようだ。
ちなみに、北条義時は、源頼朝の仲介で正室・姫の前(比企朝宗の娘)を迎える。
また、金剛と仲良しの鶴丸は大人へと成長して、俳優の「きづき」さんが演じられることからも、大河ドラマにおいては長期の間、たまに劇中に登場すると考えられる。
となると「武将」として取り立てられるか?、僧侶などの身分になることも想像できる。
鶴丸じたい、最初、八田知家に助けられたという事は常陸・筑波あたりの出身とも推測できる。
しかし、誰がモチーフなのか?
わざわざ、八田知家の名を出しているため、八田知家がカギだと思われる。
筑波山の中腹にあった壮大な寺院・中禅寺の別当に、八田知家の子・八田八郎為氏が筑波国造の名跡を継いで筑波別当になっている。
その筑波為氏になるのかとも考えてみたが、裏付けが取れず小生の勝手な推測にすぎない。
鶴丸は、北条泰時と絡む重要な武将などになるものと思いたい。
すっかり殺し屋になってしまった善児に関しては、なんとなく判明しているが、鶴丸が大人になる人物としては一生懸命調べても確証が得られなかった。
金剛と同じ子供仲間にいる、三浦義村の娘・初(はつ)は、成長すると恐らく矢部禅尼になると思われる。
また、工藤祐経に石を投げたりする一万と箱王もちょくちょく登場するが、この兄弟は曽我兄弟であることは間違いない。
しかし、鶴丸は、まったく架空の人物なのだろうか?、脚本家の三谷幸喜さんの大変素晴らしい豊かな想像力によるところであり、まだわからない。
でも、三谷幸喜さんの大河ドラマは、マイナーな人物もたくさん劇中に登場させて頂けるので、話がおもしろくなる。
平盛綱なのか?
この記事を公開してから、下記のコメント欄に昼寝ネコさまより、鶴丸は「平盛綱」がモチーフなのでは?とご意見を頂いた。
御礼を申し上げる。
その平盛綱の線も洗ってみたが、今のところ、幼名の鶴丸、そして八田知家との結びつきが得られない。
しかし、北条泰時の盟友だとすると、可能性は十分に考えられる。
他に該当するような人物がいないとも考えると、私もそうだと思いたいところである。
細かい伏線が随所に含まれている三谷幸喜さんの遊び心にはほんと関心するが、鶴丸が大人へと成長してくるとヒントが出てくることを期待したい。
ひとりの視聴者であり、エラそうなことは申し上げられないが、鶴丸に関しては調査は継続するため、新しいことがわかったら、追記・更新したい。
皆様からのご意見もあればコメント欄にお寄せ頂けると幸いだ。(後日にコメント公開予定だが判断はお任せ頂くことをお許し願いたい)
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